親不知と格闘

私は、もともと、歯と歯が密集していて、一度物が挟まると取れません。
ある日、肩こりと頭痛が酷いので、いつものようにかかりつけ医に行きました。
このかかりつけの歯医者は私が子供のころから通っているところです。私の周りもそうですが、子供のころに通っていた歯医者にずっと通っている人が結構多いです。もちろん私の両親も今でも同じ歯医者に通っています。
レントゲンを撮ると、親不知が歯茎の中にうもっていると言われました。
怖いことに、外に出てきてから抜きましょうと言われ、外に出てくるまで肩こりと頭痛の毎日でした。
ようやく、歯茎を突き破って出てきましたが、耐えられるような痛みではありません。
先生にすぐに抜いてくださいと言うと、四本の麻酔を打ち、音だけは聞こえるのですが、ペンチでぬきました。
やっと頭痛と肩こりから解放される!と思いました。
ところが、いつまでたっても酷いままです。
先生のところに相談にいくと、また次の親不知がうもっているというのです。
大学受験を控えた大事なときに親不知に悩まされるなんて!と思いましたましたが、
またでてくるのを待って抜きました。
やっと解放されると思っていたら、またです。結局、大学受験の勉強中に、親不知をすべて抜くハメになりました。
そして、四本目の親知らずは、くの字に長く、縦方向に引き抜き、横方向に引き抜き、
麻酔の中で、歯茎を縫って、抜歯まですることになったのです。
無事大学に受かって良かったとつくづく思いました。